木工作品を作る上で重要になるのが、材木です。
木は、材料となってからも呼吸をするといわれています。乾燥がしっかりされていなければ、作品となった後でも大きく反ったり縮んだりして壊れる原因になってしまいます。
いい作品をつくれるよう、材木から吟味していきます。
材を作品へと変えていくのに欠かせない道具。鉋や鑿、鋸、彫刻刀など様々な道具を使います。
大胆な作業から緻密な作業まで、手の延長のように道具使いこなしていきます。
毎日使う、道具たちには自然と愛着がわいてきますね!
どういった作品を作るのか、そのイメージを描き起こします。
見た目だけではなく、
使った時、置いてある時、経年変化など色々なことを考えながら、アイディアを固めていきます。
木象嵌という技法を立体的に考え彫刻化し、立体木象嵌として制作しています。
木象嵌とは、模様などをかたどって地となる部分に嵌め込み、装飾や絵柄などとしてみせる技法です。
私は、形を切り出した部品を 地に彫刻刀で同じ形に窪みを彫り、嵌め込む 彫刻象嵌をしています。